コロナ禍で自炊する頻度が上がった家庭も多いのではないでしょうか。
家族団らんでご飯を食べるのは楽しい反面、レパートリーや手間などに悩むことも多いと思われます。
仕事から帰ってきて、バタバタとご飯の用意をする。
毎日、料理つくるの大変・・・
子供がいる家庭ならなおさら栄養バランスは気になるところです。。
そこで、時短にもなって野菜不足解消にもなるカット野菜をテーマにしていこうと思います。
カット野菜とは
主に生食と冷凍
今回は主に生食用の方を中心に解説していこうと思います。
食べるな危険?カット野菜の安全性
カット野菜を利用する上で最も気になるのが、その製造方法。陳列棚には色鮮やかな野菜たちが並んでいます。中には消費期限が3日先のものもあります。家庭ではまずありえない日数です。それゆえに保存料や添加物の心配をする人は少なくありません。
野菜って切ったらすぐに傷んでしまうのに、なんで変色しないの?
保存料や添加物をいっぱい使ってるんじゃないのか?
では、実際はどうなのでしょうか。
その秘密を解説しています。
1.切っているのに新鮮な状態を保てているのか?
カット野菜製造の一連の流れは以下のようになります。
収穫…⇒工場へ搬入→大きくカット→洗浄→小さくカット→洗浄→消毒→洗浄→包装
消毒って何?やっぱり薬剤使ってるじゃない!
この消毒で使われているのは主に次亜塩素酸ナトリウムという殺菌作用のある消毒剤です。
もちろん、安全性は保障されており、水道水の消毒にも使われており、レストランやデパ地下、給食施設などでも生野菜やフルーツの殺菌に使われています。
次亜塩素酸ナトリウムはカット野菜に微量に残ってしまいますが、それは水道水と同レベルの数値に下がります。また、加熱するとごく少量のNaCl、つまり塩に変化するもので、害はとても低い物質なのです。
また、pH調整剤という添加物を使用しているものも見かけます。野菜を酸性に保つ(傷みにくくなる)もので、市販のお弁当やお惣菜の多くに使用されています。もちろん、健康を害するものではありません。
2.変色しない秘密
一般的に野菜はカットして時間がたつと切った部分から変色してきます。これはポリフェノールが酸化することで起こる現象です。りんごを切ったら褐色になっていくのと同じです。つまり、酸化させなければ、変色を防ぐことができるのです。そのため、包装する際、酸素と窒素を置換させて包装しています。
このほかにも施設の衛生管理を徹底してすることで、私たちは新鮮な野菜を食べることができるのです。
栄養素は残っているのか?
安全なのは納得していただけたのではないでしょうか。でも、他にも気になる点があると思います。
栄養面ではどうなのか?
あんなに洗ってたらやっぱり栄養も全然ないんじゃない?
【結論】栄養は残っている!
もちろん、野菜を洗うことでビタミンBやビタミンCなどの水溶性ビタミンは減少します。
でも、家庭でも野菜は洗いますよね。
その流出量はあまり変わらないんです。
キユーピー公式サイトによると、家庭内で調理された野菜と工場で製造されたかっと野菜に有意差は見られなかったそう。
つまり、お皿に盛りつけられたときに残っている栄養素の量はほぼ変わらないということです。
カット野菜を使うメリット
栄養摂取できる
単純に気軽に野菜を摂取できるということです。日本人の野菜の摂取目標量は350gと言われていますが、実際には290gだそうです。朝食を抜いたり、糖質に偏った食事をしている人はもっと少なくなっていると思われます。そこで、カット野菜で気軽にサラダを加えることで目標量に近づけることができます。
私も「今日、野菜足りてないな~」と思ったときは夕食にカット野菜を利用しています。
時短になる
ご飯を作るのって結構時間がかかります。楽したい!でも、美味しく食べたい!という人にカット野菜は活躍してくれます。
具体的に見ると
〈買ってきた野菜を調理する場合〉
まな板、包丁、ボール、ザルを出す➡野菜を切る➡野菜を洗う➡水を切る➡調理器具を洗う➡盛り付ける
〈カット野菜を使った場合〉
皿に盛り付けるのみ
これだけ!まさに手間なし!!
明らかに時短になります。今日がもうなにもしたくない日でも十分野菜を食べることがでます。
- 調理時間が減る
- 生ゴミが少なくなる⇒掃除が楽になる
- 洗い物が減る
これだけでもカット野菜を使うメリットは大きのではないでしょうか。
節約になる
特売で安くなった野菜を買い過ぎて、もしくは使いきれずよくダメにしていた経験があります。
買った時は「野菜をいっぱい食べるぞー!!」と思ってても、忙しい日が続くとそんな思いはすっかり忘れて、冷蔵庫の奥で眠っている野菜を数日後に発見します。。泣)
しかし、カット野菜を使うようになってからはそんなことはなくなりました。
- 使いきれるので、腐らせる心配がない。
- 冷蔵庫の場所を取らずスッキリ。
- スーパー、コンビニで手軽に買える。ほしい時に買える。
- 値段の変動が少ない。
最近、冷蔵庫でミイラ化する野菜を見ていません。
結果的に無駄なく食べられるのでカット野菜の方が私にはお得になってきました。
割高のようで、時短コストや手軽さを踏まえるとコスパは最高なんです。
カット野菜活用法
カット野菜は主に淡色野菜であり、緑黄色野菜が少ないものが多いです。
なのでトマト、ほうれん草、ベビーリーフなどの色の濃い緑黄色野菜をプラスすることで野菜をとるメリットをさらに大きくすることができます。
また、違う種類のカットサラダを混ぜることもいいと思います。
サラダとしてそのまま食べるのはもちろん、炒め物やスープにとそのアレンジをご紹介していきます。
レシピ
キャベツの千切りを使ってお好み焼きやサラダ丼(甘辛い豚肉を載せると👍)
市販のスープの素を鍋に入れて、カットサラダを入れて野菜スープに
麺類にのせてドレッシングをかけて、サラダ麺に
もしも食べきれなかったら・・
冷凍しましょう。冷凍したカット野菜を使う場合はそのまま食べるのはNG!スープや炒め物など加熱しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。カット野菜は便利で安全なものということが分かったと思います。忙しい時、また、野菜が足りないと感じた時にはカット野菜を利用してみるのもいいのではないでしょうか。
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