男の管理栄養士ってどうなの?【10年目】

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管理栄養士とは

栄養士と管理栄養士は、個人または集団に対して「食事や栄養の指導」をしたり、献立作成や食材の発注、栄養素の計算など「食事の管理」をする仕事です。
栄養士は都道府県知事の免許を受けた国家資格、管理栄養士は厚生労働大臣の免許を受けた国家資格です。

栄養士・管理栄養士を目指す人をサポート (eiyo.or.jp)

管理栄養士は栄養士よりも高い専門性を持ち、特別な栄養管理が必要な人に栄養管理を行う職業です。

『栄養管理』を簡単に言うと、どんな食事を提供して病気を治そうか、元気な状態を維持してもらおうかということです。

献立を立てたり、食事の仕方を教えたり、食事の準備をしたり、今後の栄養管理をどうすかプランを立てたりしています。

主な活躍の場は病院や介護施設などで私も10年間病院で管理栄養士として働いてます。

今回は男の栄養士ってどうなの?という視点から見ていきたいと思います。

男性管理栄養士のメリット・デメリット

メリット

希少性

男性栄養士も増えているといわれていますが、やはりまだ少ないのが現状です。私が学生の時は1割しかいませんでした。

珍しいがゆえに、入職時は様々な部署や人から声をかけてもらえます。その時はアピールのチャンスです。

企業や病院は男性であるがゆえに採用してくれることもあるので、これを活かすに越したことはありません。

頼りにされやすい

栄養士は世間のイメージとは違い体力仕事です。

体力面や身体面から頼りにされることが多くなります。給食業務は重いものを持つことが多く、扱う器具なども大きなものが多いです。また、早番遅番など変則的な勤務にも対応しやすく、体力的に勝っている男性は頼りにされやすくなります。

また、男性ならではの発想や思考などを期待され、大きな業務改善に繋がることがあります。

産休・育休での長期休暇がない

これからの時代、男性も育休を取れることを願っていますが、なかなか男性が育休を取得できないのが現状です。それを見越して採用している企業や病院もあると思います。仮に男性が育休を取得しても女性よりは短い期間が多いです。自分ができる範囲で家事育児をして、キャリアアップも目指しましょう。

ちなみに私はしっかり兼業主夫しております(笑)

人間関係の中和ができる

女性の多い職場で、なおかつ閉鎖的空間になりやすい厨房は人間関係に悩まされることが多いです。些細なことが大きくなって業務に支障をきたすことも出てきます。女性栄養士が仲を取り持ってもなかなか解決しないようなことでも、男性栄養士が入ると納まることがあります。

一概にそうとは言えないものの、女性の中に男性が入ることで、冷静な判断をしてくれることが多いように感じます。

デメリット

敬遠されることがある

栄養士の部署は女性ばかりの職場なので、男性が入職することに難色を示されることあります。「人間関係上手くいくのか?」「更衣室がない」「栄養管理できるのか」など、環境の変化に拒絶感を抱かれるケースがあります。

給料が安い

国家資格とはいえ、手取り15万~32万と安い。給料設定がもともと低くなっているので、収入面を求めるなら役職手当や資格手当は必須となってきます。

部署内で男が1人の可能性が高い

職場で自分1人が男性なんてこともあります。また、年齢層も高齢なこと多いので話が合わないこともあります。

女性の中で働かなければいけないということを知っておく必要があります。

コミュニケーション力がないと・・・

どこの職場でもそうですが、女性はコミュニケーションを大切にします。その中で働くということは上手く立ち回れなければいけません。話下手な男性にはなかなかハードルが高い職場です。しかし、部署内だけでなく、栄養指導やカンファレンスなど発言する場が多いです。

スキルアップの為にも雑談力を高めることは重要ですね。

まとめ

栄養士という仕事は女性中心で回っています。栄養のこと以外にも必要なスキルはたくさんあります。男性であるからやりにくいことも多いと思います。

戸惑うこともあると思いますが、男性というメリットを活かす場もたくさんあります。

今回は私の経験談や個人的見解を踏まえて話をしました。今後、男性栄養士がさらに活躍できることを期待し、今日も業務頑張ります。

では、また!

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